240万人のアルビストーリー 7

悪夢のようなナビスコ杯敗退でしたが直後の磐田戦快勝という朗報がもたらされました。
つくづく、アルビサポーターは辞められないと感じる今日です。
先日、オランダ人に「君たち新潟人は、なんて幸せなサッカーファンなんだ」と言わせるほど我々は素敵なのだ、と書きました。
さて、そこで思い出したエピソードを。


松田ハナは毎朝4時に目を覚ます。
夜型人間の若者からは 「そんな、まるで夜のような『朝』に何することがあるの?」 と言われるだろう。
しかし、人にはそれぞれ固有のライフパターンというものがある。
 
ハナは年金生活者。そんな彼女の唯一で最大のイベントがアルビレックス新潟の試合を観戦することだ。
ホーム試合は欠かさず、夫をはじめ家族とともにスタジアムに足を運ぶ。
ハナにシーズンパスを買ってくれた兄は医師のため仕事上、毎試合は来られない。
その兄が足、ヒザ痛で悩むハナに、なぜかアルビ観戦を強く勧めたのだという。
子供たちは北スタンドの1層で観戦。しかし、ハナが陣取る席は2層目の電光掲示板の下だ。
足腰の弱い年配者がなぜ階段を余計に歩くことになる2層目へなるのか?
答えは簡単、「1層目で観戦してると試合中、前の人のおしりしか見えない」 からだ。
 
ハナは毎週2回のリハビリで新潟市内の整形外科に通う。
その生活がすでに3年続いている。
たとえ朝はゆっくり寝ていたくても、足やヒザの痛みで自然と目が覚めてしまうのだ。
それでも彼女は夫とともにスタンドへ通う。
「『ビッグスワンの階段の上り下りは良いリハビリをかねている。』 と、医師である兄が勧めるから」とハナは笑う。
しかし、その 『スタンド通い』 はほんとうに単なる健康維持のためだけだろうか?
 
彼女が、いかに苦労をしてビッグスワンへやって来るのかを聞けば、『スタンド通い』の本当の理由が見えてくる。
毎試合、足腰弱い彼女が15分かけて自転車でスタジアムへ来て、キックオフの5時間も前に北スタンドの整理列に並び、
足腰の痛みに耐え階段を余計にのぼる2層目に座り、春先の寒風に耐えながらキックオフをただじっと待つ、などということが
「健康のため」 という彼女の控えめな言葉だけでは、説明がつかない。

それは、彼女が間違いなく熱狂的新潟サポーターのひとりなのだということを意味している。
このような素敵なサポーターたちのおかげで私たちもがんばっていこう、と思える。

Mさんありがとうございました。くれぐれも健康にお気をつけください。
素敵な御家族のお話、楽しかったです。
登場人物は仮名です。
 
by シュガーレス・ライフ

 
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